私のChronicle

アクセスカウンタ

zoom RSS 千石ドリーム ほのぼの?

<<   作成日時 : 2006/07/24 17:41   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 1

「髪…切ろうかなぁ」

「なら、俺が切ったげようか?」

「……………」


 確かついさっきまで、ドアで女子らと楽しく話していた男が
 どうやったのか窓側の席に座っている百合の隣に立っていた。
 ドアへと視線を向けると痛い視線と目があった。
 その視線を吸収し、横に立つ男―千石へと同じ視線を向ける。

「でも百合の髪…綺麗なのに切るのもったいないな〜…」

 ため息一つ。それしか出ない。
 ゆっくりと口を開き、仕方なく言葉に出す。

「誰に対しても同じこと言ってるでしょーが。アンタは。
 理沙、奈々、千佳…あげると切りがないくらいにね」

「どれも本心。でも一番綺麗なのは…」

 私の髪の端を持ち上げ口付けをし、微笑を浮かべた表情で続きの言葉を紡ぎだす。

「百合の髪だよ」

 多くの女生徒はコレをやられると顔を赤くし固まるか、
 「ありがと」と慣れた様に返すかどちらかだ。
 友人である香も前者の一人である。
 が、百合は違う。

「…そ………」

 そう軽く言い、いつもの美容院に帰りにでも寄ろうかと考えていた。
 だがそこで引くはずのない男だということもわかってはいた。
 なので、これから先は何を言われてもシカトしようと思っていたのだが……

「ん?」

 ふと横を見れば千石の姿はなく。
 先ほどいたドアへと戻り、再び女子と楽しく会話していた。
 たまにまだ女子が睨んでくるのがわかる。
 拳を振るうもかわされ、やり手を無くした感じだ。
 来たら来たでうっとおしいので素っ気無くするが、来ないなら来ないで物足りなさを感じる。
 なんともわがままな感情だなと自分でも思う。
 しかし、どうしようもない感情だとも思っている。

 その後も何もなく、帰宅時になり…
 千石は誰かとデートの約束でもしたのか、早々に帰っていった。




「じゃ、また明日ね〜」

「髪切った後の姿、楽しみにしてるからね〜」

 美容室前で友人二人と別れる。
 どんな感じにしようか。
 思い切ってバッサリ切ってきまおうか。
 それとも"すく"だけで終わらせてしまおうか…。

 そんなことを考えながら扉を開ける。
 昔から変わらない店内。
 扉につけられたベルの音。
 店の雰囲気。
 全てが気に入っていた。

 鼻歌を奏でながら、笑顔で挨拶しようと顔をあげ―






 固まった。


「いらっしゃ〜い!」


 笑顔で出迎えてくれたのはいつもの笑顔ではなかった。
 嫌がおうでも毎日見る顔。
 その顔があった。
 なんで…。
 

「アンタがここにいるのよー!!」



「え?ってことは君が待ってたのは百合ちゃんかい?」

 奥からタオルを持って店長がでてきた。そのタオルを棚にしまいながら訊いてくる。

「はい」

 にこやかに返事をする千石。

「ってちょっと!質問に答えなさいよ!」

 一人置いていかれた気分だ。何がなんだかわからない。

「どうしても切りたくてさ。いつも百合が来てるこの美容院で待ち伏せしてたってわけ」



 バカか…。なぜそうまでして切りたいのかがわからなかった。
 …学校での反応がつまらないため、意地になってるのかもしれない。
 もしそうだとしたら、今の反応は千石にとってとてもいいものだったろう。
 不意打ちだったため、仕方ないと思いながらも悔しかった。

「あ、金とるつもりはないから」

 当たり前じゃない!!そう言い返したかったが言ったところで千石を喜ばせるだけ。
 千石を楽しませるだけ。
 
 これ以上楽しませるものか。


「帰る」


 くるり、と背を向け歩き出そうとするも踏み出せたのは一歩。
 いや、半歩。
 鞄を引っつかまれ、進むことができなかったためだ。
 掴んだ当人を睨むが、相手はニコニコとしている。

 また反応を楽しんでるな…コイツ。

 睨むんじゃなかった。
 そのまま鞄を振り払って出て行けばよかった。
 でも、振り返ってしまった。
 振り返った時、千石の後ろにいる店長も見えた。
 いつもと違う私を見て驚いたのだろう。
 唖然としている。

「はい、おいで」

「きゃっ!」

 店長に気をとられすぎてた…。
 私は千石に引っ張られ、イスに無理矢理座らされた。

「いったぁ〜」

「大丈〜夫だよ。百合」

 強く打ち付けた腰をさする。
 横から不意に、千石が囁くように呟いた。
 ドキリとした。

 いきなりで驚いたから。

 そう自分に言い聞かせ、深呼吸する。

「今以上に可愛くなるようにするから  ね?」



 悔しいが…  負けた。
 立って、帰ろうとすればできた。
 でも、動けなかった。





 この状況を、嬉しがってる自分が小さくてもいるのは事実で…

 こーゆーのもいいかもしれない



 そう思ってる自分がいた。
















長い…。
千石ドリーム。
終わり方中途半端すぎ。
これ、続きます。

悲恋ですが(苦笑)

でもそれはそれで。これはこれで読めるようにはなってます。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ドリーム 冬獅郎
BLEACH夢小説の主人公の日番谷冬獅郎が活躍するのがここからです。まだBLEACH本編を見てない人がいたらここからでも日番谷冬獅郎の活躍を見てくださいね。 救出篇(単行本14巻~21巻 TVアニメ第42話~第63話【計22話】)懺罪宮でルキアの元にたどり着いた一護は、ルキアの義兄である六番隊隊長・朽木白哉と交戦するが、一護に斬魄刀戦術の最終奥義【卍解】を修得させるために現れた四楓院夜一によって、戦いを中断させられる。その後一護は、【卍解】を修得するため三日間修行を行うことに... ...続きを見る
ドリーム 冬獅郎
2007/03/30 14:34

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
◆◇◆◇◆◇ アフィリエイトで副収入 .。☆゜:゜:。*。
◇◆◇◆◇
◆◇◆◇  月90万円稼いでいるお客様もいらっしゃいます  
◇◆◇
◆◇     月数万円稼げればいいという方も大歓迎 ☆★ 

    少しでもご興味があれば是非、弊社のサイトをご覧下さい

        ⇒ e−アフィリ  http://e-af.net/?weog
e-アフィリ
2006/07/25 22:54

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
千石ドリーム ほのぼの? 私のChronicle/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる