リョーマとラケット

「竜崎」

コートに向かってボールカゴを持って歩いていると、後ろから聞き慣れた声。
誰かはわかっているので振り返りながら訊く。

「なぁに?リョーマ君」

すると彼は何も言わず、ボールと一緒に入れていた桜乃のラケットを手に取り、一言。

「これ、借りていい?」

「え?」

「そのかわり…これ貸しとくから」

そう言いながらリョーマは持っていたラケットをカゴに入れた。

「…これリョーマ君の……?」

「コレ、向こうから帰ってきた時…返すから」


「あ…」


向こう―そう、リョーマは翌日アメリカへ行ってしまう。


「……いいの?使って……」

「ん」


ただ、ラケットの貸し借りをしただけだけど…
アメリカから帰ってきたら『また会おう』と彼は言ってくれているような気がして…




画像







「…ありがとう……」












そう、一言だけ桜乃は静かに告げた。



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だいたい書いてあったものの放置してた。
今日、最終巻を買って読んだのでちょうどいいやと今日up。

「単行本にするとページ数が足らない」という話を聞き、
どうなるのかなぁと思ってたのですが…。
文章が加えられてました。
どんな内容かは読んでくださいってことで←

ただ、桜乃のラケットには触れられてなくて少し悲しかった。
まあ…書いてない方が好きに妄想できるよなっ と思うことにしました。


以前も書いたかもしれませんが、私は桜乃の持ってるラケットは
リョマから貰ったのではなく、上記にあるようにリョマから借りた…

というのがいいなvと思ってます。

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